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K.Yさん
(ふわふわイーレ)

【働き方】短時間勤務
4~5時間勤務(おもに8:30~14:00) 週4~5日

ふわふわイーレはいつから?きっかけは?

NPO法人 湘南障害児者を守る会まつぼっくりの時代から働いています。2007年からですね。

この仕事に就く前は、高齢者のデイサービスをやっていたのですが、子どもができて、産休をもらって、その産休をとっている間に、お腹の子が心臓に障がいや病気があるということがわかったんです。その後、生まれて、3ヶ月頑張ったんですけど、結局亡くなってしまって…私の気持ちも沈んでしまいましたし、元の職場では、みんなが出産を楽しみにしてくれていたので、そこに戻るのが苦しくなってしまい、結局そのまま辞めさせてもらったんです。

生まれてからの3ヶ月は毎日病院に通っていました。小さく生まれた子どもたちもいたりして、自分の子もそうだけど、そういう周りに同じように入院している子たちを見てきたので、働くなら、障がいのある方の現場に関わりたいなと思ったんです私なりに、障がいのある子を育てていくのだと、気持ちを作っていたこともあったので。

そこで、「障がい」をキーワードに働き口を探したとき、まつぼっくりを見つけたんです

はじめは、2時間くらい働くのでいいかな…と思って、面接に行き、そこで、出産からの話を理事長にしたら、すごく話を聞いてくださって「2時間とかじゃなくて明日からおいでよ」と。そこから気づいたら、13年働いちゃいました。

なので、つらいことはあったのですが、巡りあわせといいますか、そのことがあって、ここに来ることができて、こんなに長く働けたので、本当に感謝です。あのときの理事長との会話は、すーっと楽になる思いがありました

今の仕事内容は?

サービス提供責任者なので、仕事としては、事務の仕事をするときもあれば、サービスに入ることもあります

勤務が短時間勤務なので、だいたい8時30分~14時00分くらいになります。その時間で行けるサービスがあれば、サービスに入っています。たとえば、朝の支援とか、午前中に通院の支援するときとか、有償運送で車を使って行くことも多いですね。日中帯にショッピングに行きたいという方がいれば、買い物に一緒に行くこともあります。

事務の仕事は、ご家族やご利用者さんの利用の希望を聞き、登録しているヘルパーさんとの調整をし、シフトを組むなどしています。あとは、連絡調整として、利用者さんからの情報をヘルパーさんに伝えたり、何年かに1回になりますが、事業所に変更があったときの変更届とか更新の申請とかの事務仕事もあります。他にも、新規の利用者さんの契約へ行ったり、請求の業務などもおこなっています

短時間勤務など、働き方はさまざま?

ここの会社の良いところは、働き方がさまざまあることです

最初は常勤として働いていました。さっきの話でもお伝えしましたが「2時間程度、少しずつヘルパーとして…」と思っていたのですが、結局、理事長との話のあと、常勤でがっつり働くようになりました(笑)

今は、短時間勤務といって、4~5時間を週に4~5日で働いている感じです。時間数としては、常勤の方の半分の時間で働いています。子どもが学校に行っている間に働させてもらっている感じですね。子どもの出産や育児に合わせて、働き方を変えていくことができたんです

産休や育休をとり…、あと「子どもがいても働きにおいでよ」って言ってくれて。職場に子どもを連れてきて仕事をさせてもらったこともありました。湘南台の事務所だったときなんですが、うちの長女は、事務所にいる皆さんが面倒も見てくれて、成長を一緒に喜んでくれた感じです。

自分の働きやすい働き方を相談できる環境であるのがいいですね。夜の時間帯がいいとか、常勤がいいとか、短時間がいいとか、…それに、2~3時間で登録して働くという方法もあるし、いろいろな働き方ができるっていうのは本当いいと思います

働きだしたときの雰囲気はどうでしたか?

今も良い雰囲気ですが、働き始めたときも、皆さんが温かかったですね。利用者さんもすごく明るくて楽しくて、ヘルパーさんと利用者さんが楽しそうにしている感じを見て、あ~アットホームでいいな~と思ったのを覚えています。

13年働くと、スタッフも増えるし、利用者さんも増えてきたので、雰囲気は変わったのかも知れないのですが、ずっと一緒に働いていると分からないものですね。良い雰囲気は変わらないです

初めての「障がい福祉」はどうでしたか?

いろいろと発見がありました!

まず、利用者さんと接してみて、今まで自分が思っていた世界と、皆さんが見ている世界が違うように思えました

それこそ、今まで思っていた自分の当たり前と、それとは違う当たり前があることを知って、楽しいというか、広がる嬉しさみたいなものを感じましたね。違う価値観を知れることで、世界が広がって、見える世界が広がるというのは楽しいことだなと思いました。

これまでの仕事を違ったことはありますか?

ありますね。

これまでは、仕事は絶対だし、言われたことはやらなきゃ、がんばらなきゃって仕事してきました。それも大事なのことなんですけど、ここでは、「困ったことがあったら、それを利用者さんに言ってみたら?」と言われ、最初は驚きました

利用者さんに相談するっていいのかな、と。お願いする勇気というか、お願いすることは、悪いことでも、恥ずかしいことでもないんだって知った感じです。支援する側、される側という立場ではなく、一人の人として相談したり、関わっていくって感じです。

人間関係ができているから、成り立つのだと思いますが、利用者さんとも、お互いに想いを伝えあって、助け合うという選択肢があるということを知りました。こちらが支援するだけでなく、利用者さんからも助けていただきながらやっていくというのは…この会社の特徴かも知れないです。

これはスタッフ間でも同じで、素直に困ったことや悩んだこと、働き方も含めて、相談してみると、だったらこれは?と、新しい選択肢が生まれてくるんですよね

心掛けていることはありますか?

この仕事の楽しさや良さでもあるのですが、1対1で、その方と向き合って、時間を過ごすことができるんです。その方の様子も見られるし、楽しさもあります。

ただ、1対1なので何かあったときは、自分が責任をもたなくてはいけないなと思っています。

私自身、子どもを産んだときにいろいろあったので、出産後の病院の生活を思い出すと、より一層ですね。今、関わっている利用者さんも、今はとても元気な方々ですが、きっと生まれたときは、何かあったり、大変な思いがあったり、親御さんもいつもドキドキしながら育てたんだろうなと思うんです

命の大切さといいますか、絶対に何かあってはいけないし、危険なことはあってはいけないし、と、お預かりしている気持ちをしっかりともって、サービスに入っていますね

自分よりも年齢が上であっても、必ず、誰かのお子さんであり、大事に育てられた方であり、いくつになっても思いは同じですよね。そう思いながら、関わらせてもらっています。

最後に教えてください!
あなたの「My Smile」は何ですか?

「自分の子どもの成長を見ていくこと」ですね。一番のスマイルというか、楽しみですね。

家での時間が大切で、短時間で働かせてもらっているので、仕事から帰ると、子どもたちも帰ってきて「おかえり」と言えるのが嬉しいです。

理事長からも、子ども時代を一緒に過ごせるのは、今しかないからその時間を大事にしたらいいんじゃない?って言ってもらっているので、楽しく仕事をして、子どもとの時間もできる限りとらせてもらっています。子どもに対するイライラは事務所で聞いてもらい(笑)、そうやって、職場でもちょっと心の休憩をさせてもらえることが私の元気なんです

前に会社のブログに載せてもらった、鬼滅の刃の折り紙も子どもたちとの時間があるから、できることですね。

あとは、ロシアンブルーという種類の猫を飼っているんですけど、その子は一番の癒しですね。子どもといる時間も大切にするけど、子どもたちとの戦いもあったりするので(笑)、そこを猫が癒してくれる感じです

私にとって「ハビリスデザイン」は

『元気になれる会社』