Y.M さん
(ふわふわイーレ)
【働き方】常勤 週休2日
いつから「ふわふわイーレ」へ?きっかけは?
3年半くらい前ですね、2017年7月くらいから働き始めました。
きっかけとしては、ちょうどその前の年に、サラリーマンを早期退職をしたんです。早期退職して、何か違う仕事をしたいと思って探し始めたのですが、年齢的にもなかなか職が見つからないということもあり、介護なら仕事があるということで、5か月くらいは特別養護老人ホームで働いたんです。そこで、ヘルパーの資格を取りました。
その後、一対一で利用者さんと関わるような仕事をしたいと思い、探し始めたんです。はじめは、ケアセンターふわふわの求人を見て連絡したのですが、すでに人が決まっちゃったあとでした。そこで、理事長から「居宅介護もあるけどどう?」と言われ、説明が聞いたのがきっかけです。
一対一の支援ができるかなと思い、ケアセンターふわふわに連絡したのですが、居宅介護の話を聞いたら、これこそ、まさに一対一だって感じでしたね。
なぜ、一対一の関わりを探していたのか?
特養での経験の中で、多くの方ど同時に関わるという状態が苦手だったんです。自分としては、皆さん一人ひとりと時間をかけて関わりたいのに、それは叶わないし、仕事が回らないという状況になってしまうんですよね。ほかの人は終わらせられるけど、自分は終わらないという現象が起き始め、自分なりに大切にしたい関わりは、一対一でもっとじっくりと向き合うということだったんですよね。
納得のいくというのもあります。「早さ優先で、ちょっと雑」という状態は自分も苦手だし、納得ができないんですよね。きっちりやろうとしたら、周りから勘弁してよと言われちゃう感じでした(笑)自分の大事なものと職場のスタイルが一致しているというのは大事なことです。
実際に働いてみたら、どうでしたか?
居宅介護と移動支援があるのですが、その内容を聞いただけで、あ、これはいい!と思いました。その時間帯は、その方につきっきりという関係が良いと思いました。
実際に働きだしてからも思った通りで、自分にとっては、ちょうど合っているなと思っています。ご家族の方ともお話ができるのが良いところです。なので、この3年半、とても楽しく働させてもらっています。利用者の方と楽しい時間をもてたのも良かったです。あとはヘルパーの仕事だけでないというのも良さです。
事務仕事もやっていて、3つ担当を持たせてもらっています。全体の仕事量としては、ヘルパーが3分の2、事務関係が3分の1です。これがヘルパーだけって感じだったら、もしかするとそれはそれで苦しくなっていたかもしれないので、今のバランスはちょうどいいです。
担当している事務仕事は?
ヘルパー全員が、何かしらの事務をやっているわけではなく、私の場合は3つの担当を持たせてもらっています。まずは、福祉用具…日用生活用具ですね、オムツの販売、次に会社で使っている車の管理、最後はパソコンやIT関係などを始め、皆さんのアドレスの管理などもしています。
パソコンやIT、車に関しては、ほぼ趣味なくらい好きなことなんです。なので、ヘルパーの仕事も楽しいのですが、事務仕事においても自分の好きなことができているんです。
やりたかったという気持ちもありますので、会社側にアピールした部分は正直あります(笑)その上で、担当にしてもらえて。パソコンが分からないなど、社内でITトラブルが発生すると、「じゃあ、見に行きます」みたいな感じですね。車の管理については、社用車を点検に出したり、どこの部門に何台あってどう動いているかなど全般の管理をやっています。車が故障したり、新しい車を入れるというときも、理事長や社長と話し合いができる感じです。役職に就かないと話ができない感じではなく、下からの意見も聞いてくれるという風通しのいい会社なので、楽しく仕事させてもらっています。
どんなふうに働いていきたいですか?
1回退職してからの就職なので、2回目の「働く人生」としては「自分が楽しいと思える仕事をしたい」と考えていました。1回目は33年間ずっと同じ場所で働き続けたので、第2の職業は自分が楽しめる環境や内容でやっていきたいというのがありました。
なので、今回、自分の好きな分野を気づいてもらえたのが大きいですね。自分から「こういうことできますよ」「得意ですよ」ってことを伝えたのも良かったし、それを踏まえて、役割を与えてくれた会社にも感謝しています。
職場にいると、パソコンを触ったことが少ないスタッフもいるなど、ITを使える技量に幅があるんですよね。だから、担当としてサポートしたいと思っています。ハビリスデザインは、福祉業界の中でもIT環境が整っていますね。これは社長がパソコンとかITが好きなんだろうなと思っていて(笑)、近くで見ていると、積極的に新しいITを社長自ら試していく様子があり、それが会社の環境につながっているのだと思います。なので、その社長と一緒に話し合って、一緒に考えていけること自体、楽しいですね。
心掛けていることは?
一対一なので、サービス中って本当に一人なんですよね。施設などは、近くに他の職員がいる環境ですが、居宅介護も移動支援も本当に一人なんです。なので、利用者さんがトラブルに巻き込まれたり、ケガや発作を起こしたりした時の対応も当然一人です。自分は対処できるだろうかということを常に考えています。
たとえば、利用者さんが、てんかん発作を持っている方だと、内容を聞いたり引継ぎをおこなったりしていますが、実際は見たことがないことも多々あります。保護者の方から「先日の夜、発作があった」とか聞くと、どんなものだったのか?前後の様子はどうなのか?最近はそういう兆候はないかなど、気をつけて聞くようにしていますね。発作だけでなく、行動障がいが強い方だと、今はどうなのか?今日はどうなのか?など聞いています。
スタッフ間でも情報共有はしますが、タイムリーな情報を持っているのはご家族なので、しっかりと確認するようにしています。ご本人から聞くのも、もちろんです。今日ちょっとおかしいなとか、ご本人のもっている違和感もキャッチするようにしています。
ヘルパーという仕事をやってきて思うことは?
ふわふわイーレでの仕事は、基本一対一であるので、そのプレッシャーもありますが、一対一の良さとして、その方自身を知ることができる機会、向き合う楽しさがありますね。
それぞれのもつ何らかのハンディも違えば、性格も違います。その方のプロファイルなどを読んでも、その方を知ることって難しいんですよね。やはり、その方と会ってみて、実際に時間を過ごしてみることで、初めて、その方を理解できるようになっていくものです。支援というものは「こういう介助をしましょう」というのを文章で読んで分かるものでも、できるものでもないなと思っています。
ここから自分が何年勤めたとしても、全く同じ人に出逢うことも全く同じ状態を見ることもありえないので、いつでも、最初のラインに戻って「どういう方なんだろう?」というところからやっていくんだなと思っています。
よく「介護のプロ」とかいう言葉がありますが、それはありえないなと。人が変われば必要な介護は違うし、利用者さんが変わったらすべて変わります。その方と自分との関係ができて、そこからの積み重ねだと思っています。
最後に教えてください!
あなたの「My Smile」は何ですか?
「一緒にいる方が笑顔になること」これが私のMySmileです。仕事もプライベートも共通してそうです。地域の中で、町内会の役員をやっていて、今は総務担当です。次期は…副会長を頼まれそうでドキドキしているのですが(笑)
仕事でも地域でも同じで、利用者さんが笑顔になってニコニコしてくれていたり、町内会でも、一緒に関わる方や町内の方がニコニコしてくれれば、幸せになります。どこにおいても、一緒にいる方が笑顔でいることが自分の笑顔につながりますね。
サラリーマンだった頃は、実は怖がられていて(笑)働いている時期でいうと中盤くらいだったと思いますが、怖がられていましたね。なので、あらためて、今は本当に笑顔に働けているなと思います。