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こんにちは、ハビリスデザインの深見です。

現場で働いていると、利用者様が急にパニックになったり、声を荒げたり、何度も同じ行動を繰り返したり……。そんな場面に出会うことがあります。専門用語では「BPSD(行動・心理症状)」なんて呼びますが、正直、対応する側としては「どうしていいかわからない!」と立ち尽くしてしまうこともありますよね。

謎解きをする探偵のイメージ

「困った行動」は、大切なメッセージが隠された「謎」かもしれません

BPSDは「理由なき犯行」ではない

私はスタッフの皆さんに、そんな時こそ「探偵」になってほしいと思っています。

利用者様の行動には、必ず理由があります。彼らは決して私たちを困らせようとしているわけではありません。言葉でうまく伝えられない「不安」「不快」「痛み」が、あふれ出して行動になっているだけなのです。

探偵の視点でチェックしてみよう:
  • お腹が痛い、あるいはどこかが痒いなどの「身体的要因」?
  • 部屋が暑すぎる、照明が眩しすぎるなどの「環境的要因」?
  • 「何をすればいいか分からない」という「心理的要因」?

環境という「現場」を検証する

ハビリスデザインの強みは、こうした謎を解くための「道具(視点)」をたくさん持っていることです。

例えば、ある方が夕方になるとソワソワして歩き回る。それは「徘徊」という症状と片付けることもできますが、探偵の目で見ると別の景色が見えてきます。
「西日が目に入って、影が怖く見えているのかも?」「昔の仕事の帰宅時間を思い出しているのかも?」

そこで、カーテンの色を変えてみる。照明の角度を調整する。そんな「環境のデザイン」ひとつで、利用者様の心がスッと穏やかになることがあります。これこそが、私たちが目指すバリアフリーの真髄です。

デザインされた安心な空間

正解に辿り着いたとき、世界が変わる

「あ、これが理由だったんだ!」
謎が解けた瞬間、利用者様の表情がパッと明るくなり、笑顔が戻る。その瞬間、私たちは「お世話をする人」から、一人の人間を自由にする「デザイナー」に変わります。

単なる作業としての介護ではなく、一人ひとりの心のバリアを取り除く「知的でクリエイティブな挑戦」。そう考えると、この仕事はもっとワクワクするものになりませんか?

スタッフの皆さん。もし現場で壁にぶつかったら、一人で悩まず「探偵団」の仲間であるチームに相談してください。みんなの知恵を合わせれば、きっと素敵な「解決の設計図」が描けるはずです。

株式会社ハビリスデザイン
代表取締役 深見勝弘