こんにちは、株式会社ハビリスデザイン 代表の深見です。
『支援の基本的な考え方』をテーマにしたシリーズも、今回がいよいよ最終回となります。
これまで、私たちの「姿勢」や「心構え」についてお話ししてきましたが、最後にお伝えしたいのは「組織としてのあり方」についてです。
「一人で頑張りすぎないでほしい」。
これは、利用者様に対してだけでなく、働くスタッフ全員への願いでもあります。
チーム支援と「歴史」の継承
〜一人で抱え込まず、語り合い、記録に残そう〜
支援の現場は毎日がドラマの連続です。
突発的な出来事に追われ、「記録」や「話し合い」の時間を取ることが難しく感じることもあるでしょう。
しかし、私たちはあえてこう言います。
「話し合い、記録する時間こそが、支援そのものである」と。
支援は「個」ではなく「チーム」で行うもの
どれほど経験豊富なスタッフでも、一人だけの視点には限界があります。
また、一人の判断だけに頼ることは、そのスタッフ自身の重荷にもなりかねません。
「記録」は未来へのプレゼント
人間は忘れていってしまう生き物です。
その時は鮮明な記憶でも、時間とともに薄れてしまいます。
だからこそ、私たちは「記録」を大切にしています。
皆さんが残した記録や、話し合った時間は、決して無駄にはなりません。
「この時間が、障がいがある方や子どもたちの未来の『経験』に繋がっていく」からです。
今日の記録が、来年の誰かの笑顔を作るヒントになるかもしれません。
異なる歴史が合流し、今がある
私たちハビリスデザインには、少し変わった歴史があります。
2012年にバリアフリーをデザインする会社として生まれた「ハビリスデザイン」。
そして、1995年から地域で活動を続けてきた「NPO法人湘南障害児者を守る会まつぼっくり」。
この2つが2018年に統合し、今の私たちがいます。
「20年以上積み重ねてきた地域福祉の歴史」と「専門的なデザインや技術」。
別々に生まれた2つの川が合流し、大きな流れとなって今の強みを作っています。
私たちは、先輩たちが地域で紡いできた歴史のバトンを受け継ぎ、さらに先へと運ぶランナーです。
---全4回にわたり、ハビリスデザインの『支援の基本的な考え方』をお読みいただき、本当にありがとうございました。
「できる方法を探す」「対等に向き合う」「経験を守る」「チームで支える」。
この想いに共感し、「ここで一緒にバトンを繋ぎたい」と思ってくださる方がいれば、これほど嬉しいことはありません。
私たちはいつでも、新しい仲間の参加を心待ちにしています。
これからもチーム全員で、笑顔とバリアフリーをデザインしていきます!